創設者について
中川 波佳
これまで、国際団体および現地の支援団体にボランティアとして関わり、ヨルダンのシリア難民キャンプや、フィリピンの墓地で暮らすホームレスの子どもたちのもとで活動を行ってきました。これらの現場では、支援を必要とする状況が明確に可視化されており、外部からの支援を届けやすい環境がありました。
一方で、日本においては、支援を必要とする子どもたちの存在が見えにくく、当事者に十分にリーチできていないという課題があります。
これまで、ホームレス状態にある人々やストーカーなど、さまざまな社会的背景を持つ人々への取材に関わってきました。そうした現場を通して、「親はいるのに家にはいない」といった、子ども時代に深い孤独や抑圧を抱えていた実態が見えてきました。
また、虐待やヤングケアラーなどの状況にある子どもたちも、深い孤独を抱えている現実があります。こうした子どもの頃に声をあげられなかった経験は、大人になってからも長く影響を及ぼします。
この現実を変えるためには、子どもの段階で「声をあげてもいい」と感じられる環境が必要だと考え、「Kids' Rights Voice(子どもの声の権利)」の活動を始めました。
すべての子どもが孤独を抱え込まず、大人になっても自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。